インドにバックパッカー行ったら帰国前日にマンホールに落ちた話①

 

今日は、ブログのタイトルにもなっている<インドにバックパッカー行ったら帰国前日にマンホールに落ちた話>をさせてください。(自分の人生の記録として)

 

 

 

 

 

 

あれは、忘れもしない2013年11月29日。

私はインドから日本に帰国する前日にマンホールに落ちました。

 

 

 

 

当時の私は大学休学中の21歳。

大学の授業についていけず、恋愛でもうまくいかず、

初めての1人暮らしのストレスもあり、色んなことに嫌気がさし、大学を辞めようと思っていました。しかしそんなとき、周りの友人たちがバックパッカーで色々な国に旅をしているのを見て、私もこの旅で自分自身を変えたいという建前のもと、親の許可も得ず大学を休学して女一人旅のバックパッカーをすることに決めました。本音のところは、ただ、ただ、日本から出たかっただけなんですけど。ただその当時の環境から逃げたかっただけなんです。弱虫だったんです。

 

そして、実際に行動を起こして、バックパッカーになりました。たったの2か月間。たったの2か月間でしたが、私の人生の中で最も喜怒哀楽を感じた瞬間でした。

 

 

5年も前のことですが、バックパッカー時代の話をすると、1つの記事ではまとめきれないぐらいネタがあるので、今回はその中から、私の人生の転機?であるマンホールに落ちた話を数回に分けて書いていきます。

 

 

 

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その日は、インド人の友達とニューデリーに滞在していました。

 

 

昼過ぎから天気が良くなるということで、最後の観光として、滞在先の宿から電車で15分ぐらいの場所にあるお寺(名前すら思い出せない)にいくことになっていました。

 

 

しかしその日の朝から日本にいる友達と連絡する予定だった私。Wi-Fiの環境があまり良くなかったため、まともに連絡が取れず、不安な気持ちでいっぱいでした。

 

 

そんな重い空気のなかでもお構いなしに出かける準備を始めるインド人の友達。私も仕方なく重い足取りのまま、彼についていきました。

 

 

突然その時はやってきた

 

 

電車を降りて、5分ほど歩いていると、目の前に、目当てのお寺が見えてきました。もう少しだよ!とはしゃぐ友達を横に重い足取りの私。日本にいる友達とどうやって連絡を取ろうかボケーっと考えながら彼の後ろをついていくように歩いていると、突然その時はやってきました

 

 

 

いきなり目の前の視界が消えて、

 

 

汚物があふれ出ている、大人二人が入るぐらいの大きなマンホールに落ちていました。

 

 

 

一瞬の出来事

 

 

 

私はとっさにパスポートが入ったカバンを友達に投げ、自力で這い上がりました。

 

 

 

その時の状況は今でもはっきり覚えています。

 

 

周りの視線を一点に受ける私。

 

マンホールにアジア人が落ちたぞ。と聞こえる声。

 

友達の<大丈夫?>という言葉にも反応できない私。

 

 

わたしは、頭がおかしくなったかのようにひとり声をだして笑っていました。別に頭を打ったわけでもないのに。

 

 

ただ、その状況があまりにもシュールで、ひとり大笑いしていました。

 

 

きっと周りの人は、アジア人がマンホールに落ちて頭をうって可笑しくなったと思ったでしょう。笑

 

 

 

目的のお寺を目の前にマンホールに落ちる私。

 

灰色の道路と同じ色をした水があふれかえっているマンホールに気づかず落ちた私。

 

マンホールが大きすぎて、首まで全身、汚物まみれの水に埋まった私。

 

後ろを振り返ると、一列に並んでいるマンホールを次々と閉めているインド人業者のおっさん。

 

そのマンホールの次に私が落ちたマンホールを閉める予定だったインド人業者のおっさん。

 

いきなり日本人の友達がマンホールに落ちたインド人。

 

 

その場の状況があまりにも信じられずに頭が可笑しくなったかのように笑う私をインド人の友達は、近くの宿に連れて行ってくれました......

 

 

まだまだこのあとに起こる悲劇をその時の私は知る由もないのです。

 

 

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今回はここまで。

続きは次回に書かせてください。

このあとに起こる私の人生最大の危機…

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

Yuk(i)